相続に対する生前の備えを!
・先に相続が開始したときのことを書いてしまい順序が前後しました。このページをご覧になっていらっしゃる方は殆どが、既に相続が始まったか、あるいは開始間近の方であると思います。それでも尚、相続に対する生前の備えについて一言触れさせてください。実際、相続で苦労された方ほど後に遺言やエンディングノートを用意されています。
エンディングノートは伊達じゃない
・遺言を作成する方が増えている昨今ですが、同時にエンディングノートを活用する方も増えています。目的はいっしょ。もしものときに大切な家族が相続で困らないように、そして葬儀や財産の分け方について自分の気持ちを反映してもらうためです。特に一人暮らしの方が亡くなってしまった場合は手続的にも、そして亡くなられたご本人のお気持ちを汲むのも、難しくなるのが通常です。そんな時に遺言書があればベストですが、そうでなくてもエンディングノートが用意されていたら、相続はずっと円滑なものになります。
手軽な既製品を活用
・エンディングノートは遺言書と違って堅苦しいルールはありません。遺言書のように法的な強制力こそありませんが、自分の気持ちを自由に書くことができます。とは言っても、押さえておくべき基本的な事項がありますので、自由に書きたい方も先ずは既製品を利用して書き込んでいくのがお勧めです。すでに大手文具メーカー等からも人気商品が出ていますが、こちらのようなシンプルな製品でも十分でしょう(むしろシンプルなほうが書きやすく、読むほうも分かりやすいと思います)。
セミナーに親子で参加
・エンディングノートが有用なのは分かっても、親に書いてもらうキッカケが作りにくいという方は多いと思います。で、ひとつ忘れないで頂きたいのは、エンディングノートは年の順に必要になるものではないということ。中高年の人にとっても、社会人になりたての若い人にとっても、もしもの時に自分の気持ちや大切にしていることを家族に伝えることができるツールなのです。なので、親子でいっしょにセミナーに参加するところから始めてみてください。終活セミナー探しは「終活セミナー + 都道府県または最寄の大都市名」といった感じで検索してみてください。市町村まで絞ってしまうと逆に見つけ難いように感じます。
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